ナスダック100は今後も上昇するのでしょうか?それともすでに高値圏か?乗り遅れたくないですね?
NASDAQ100に3倍のレバレッジをかけた投信で、短期利益を狙えるかを考えてみます
NASDAQ100に3倍のレバレッジをかけた投資信託
- 投資信託:NASDAQ100 3倍ブル (前回、動画で紹介済)
- 投資信託:NASDAQ100 トリプル(マルチアイ搭載)
- (参考情報:米国ETF TQQQ)
今回は上記の2つの投資信託を考えていきます
NASDAQ100 3倍ブルとは?
- 米国のNASDAQ100指数を対象としたレバレッジ型の投資信託
- 日々の基準価格の値動きがNASDAQの値動きの3倍程度となる
- NASDAQ100指数とは米国のナスダック市場に上市している時価総額の大きい非金融業100社(マイクロソフト・アップル・アマゾン・アルファベット・フェイスブック etc)の株式で構成される株価指数
- 信託期間は2023年10月20日まで。期間限定商品。
- 信託報酬は1.523と高い
NASDAQ100 3倍ブルの基準価額と純資産
- 純資産 43億円
- チャートは以下。3倍ブル(青色)はNASDAQ100指数(赤色)に比べると大きく上回ってますね

2020年10/23運用開始したばかりで歴史が浅いです。純資産も41億と小さく人気も高くない。NASDAQ100と比較すると上昇局面では成績は非常にいいですね。
NASDAQ100 トリプル (マルチアイ搭載)
- 米国の株価指数先物取引の組入比率が信託財産の純資産総額の300%程度となるように買い建てを行っています。この先物は、「NASDAQ100指数」が投資対象。先物取引を使用するのが特徴で、3倍ブルと違いますね。
- 市場局面がリスク回避局面と判定される場合、基準価額の下落リスクを抑制するために、株価指数先物取引の組入比率を調整するようです.
- 大和アセットマネジメント株式会社の独自モデルに基づき、市場局面を判定。原則、為替ヘッジを行う
- 信託期間は2026年3月25日まで。期間限定商品。
- 信託報酬は1.4075と高い
マルチアイとは?
複数(マルチ)のリスク関連指標を用いて市場局面を判定。この部分が気になります!
- 基本はNASDAQ100指数の3倍を目指すが、下落リスクが高まったら先物取引比率を調整して暴落を抑えてみるってことでしょうか。この部分を判断が難しいですよね。アクティブファンドに近い感じがします。
NASDAQ100 トリプル マルチアイ純資産とチャート
- 純資産:8億円 (2021年8月)
- チャートはこちら。まだ設定されたばかりのファンドです。NASDAQ100トリプル(青色)はNASDAQ100(赤色)と比べると成績はいいですね

2021年3/26日に運用開始したばかりで歴史が浅い。純資産も7.8億と小さく人気も高くない。NASDAQ100と比較すると上昇局面では成績はいいです。
投資信託 NASDAQ100 3倍の比較
表で比較してみたいと思います

償還日が決まっている期間限定商品で、両方ともあくまで短期投資の商品として用意されてますね。
NASDAQ100 3倍ブル と NASDAQ100トリプル マルチアイのチャート比較
続いてチャートをみていきたいと思います
(それぞれの設定来~2021/8/17)

両ファンドとも設定時からは上昇していますね!
(2021/3/26~2021/8/17)

起点をトリプルマルチアイの設定時に合わせました。そうするとパフォーマンスはほぼ一緒ですね!
NASDAQ100 1倍・2倍・3倍の比較
続いて、NASDAQ100の1倍、2倍、3倍で比較してみましょう!
きれいに1倍、2倍、3倍の通りのパフォーマンスです。この期間では人気のレバナスを上回った成績ですね。

NASDAQ100に3倍のレバレッジをかける場合、どっちの投信がいいか?
- マルチアイをどう考えるか?下落局面をカバーしたいと考えるならマルチアイか?
- 償還期間で考えると、3倍ブルが2023年まで。マルチアイが2026年まで。償還期間の長いマルチアイに分があるか?
- ただし、マルチアイが行っている投資方法はアクティブファンドに近い手法。TQQQなどのインデックスに勝つことができるのかが不透明。インデックスと連動した成果を求める場合は、NASDAQ100の3倍ブル・TQQQが指数に連動してよい形か(ただし3倍ブルは株価逓減は発生する)
NASDAQ100 トリプル マルチアイの感想
- マルチアイのメリットは株価の逓減がないことを売りとしている。レバレッジ投資の弱点を補完しているのが特徴かもしれません。
- この投信で利益を出すためには、運用担当者が先物をトレードの手腕による。アクティブファンドに近い投信かもしれません。
- ハイリターン・ハイリスク商品か?もし投資する場合は、全資産を投資しないこと。しっかりと余力をもった中での、暴落直後を狙った短期投資であればありと考えます。
- 今のところ、私ROYは投資の予定はありません。ただしNASDAQ100が大暴落して、その反発を狙う時は一つの選択肢になる気もします。常に流動性資産として投資にまわせる現金も確保しておきたいですね
NASDAQが今後も継続して上昇すると考えるならNASDAQ100 3倍ブル・トリプルマルチアイへの投資するのはありかもしれませんが、私は引き続き注視する形にします。
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