新NISAの誤解

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本日は記事レビューです

新NISA、2024年改正でどう変わる? 投資枠や対象商品で誤解: 日本経済新聞 (nikkei.com)

日経電子版の記事では10プラス1の誤解を紹介されています。電子版の方が便利ですよね、、

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1、(誤解)成長投資枠は現行の一般NISAと投資対象が同じ→

(正解)成長投資枠は①信託期間20年以上②毎月分配型ではない③金融派生商品(デリバティブ)を使っていないーが条件に加わり、投資対象が現行の一般NISAの4割程度に大きく制限される。つまり、信託期間が短いテーマ型、毎月分配型、レバナスをはじめとしたデリバティブ取引を駆使した商品は投資対象外。

2、(誤解)成長投資枠でつみたてNISA対象商品が買えない→

(正解)成長投資枠でもつみたてNISA対象商品に投資可能。なお、つみたてNISAは従来通り金融庁が長期の資産形成に適していると認定したつみたてNISA対象商品に投資対象を限定。

3、(誤解)つみたてNISAは毎月必ず積み立てなければならない

→(正解)現行通り、つみたてNISAは制度的に年2回以上の買い付けをすれば積み立てをしたとみなす。

4、(誤解)生涯投資枠は、つみたてNISA600万円、成長投資枠1,200万円の計1,800万円→

(正解)生涯投資枠は計1,800万円で、全てつみたてNISAで埋めるのも可能。1,800万円のうち、成長投資枠に1,200万円まで割いてもOK。

5、(誤解)NISAで運用している資産が値上がりしたら生涯投資枠の1,800万円を超える恐れがある(時価総額ベースで算定する)→

(正解)生涯投資枠は投資元本ベースで算定するため、運用益がどんなに増えても全て非課税。

6、(誤解)生涯投資枠は、売った分の時価だけ復活する→

(正解)生涯投資枠は売った分の元本分だけ復活する。例えば、投資元本800万円で1,000万円に増えた段階で売却した場合、復活する少額投資枠は元本の800万円。なお、売却した元本分の生涯投資枠は翌年以降に復活する。

7、(誤解)例えば、投資元本800万円分を売却した場合、翌年に生涯投資枠800万円が復活する→

(正解)NISAの年間投資上限額360万円が優先される。誤解の例の場合、翌年に復活する生涯投資枠は360万円。

8、(誤解)売っても生涯投資枠が復活するならば、非課税で短期回転売買がし放題→

(正解)売却した元本分の生涯投資枠は翌年であるため、過度な回転売買は不可能。なお、金融庁は金融機関が過度に手数料目的の勧誘をしないように監督指針を作る方針。

9、(誤解)今年、現行制度のつみたてNISAや一般NISA、ジュニアNISAで投資をしてしまったら、新NISAの生涯投資枠から引かれてしまう

→(正解)現行のNISA制度の投資枠と新NISA制度の投資枠は別枠。つまり、現行制度のNISAで投資をすれば、より多く非課税枠を使える。

10、(誤解)すでにNISAを始めている人も新NISA開始時に新たに口座開設手続きが必要

→(正解)現在のNISA口座がある金融機関で新NISA制度を続ける場合は、口座の新規開設手続きは不要。自動的に2024年からつみたてNISA枠と成長投資枠を合わせ持つ新NISA口座が開設される。



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