株価が下落傾向にあります。本日はVIX指数をみていきたいと思います
VIX指数とは
まずVIXについて簡単な解説です。
VIXとはVolatility Indexの略で、別名「恐怖指数」とも呼ばれます。VIXはS&P 500のオプションの変動の大きさから計算され、今後30日間のS&P 500の予測変動範囲を示しているとされます。
VIXのデータはこちらから見ることができます。

なぜ恐怖指数と呼ばれているかというと
株価が上昇して投資家が楽観的になっているときには下落
株価が下落して投資家が悲観的になっているときは上昇するという性質をもっているからです。
以下のように捉えることもできます。
- VIXが高値(20以上):株価が下落するリスクが高い、売り相場
- VIXが低値(20未満):株価の安定〜上昇が見込まれ、買い相場
ただVIX指数から株の買い時を判断できません。VIX指数は単独ではなく他の判断材料と合わせて用いる形でしょうか
VIX指数で言えることは、株式市場の暴落時にはVIX指数が急上昇するということです。コロナショックの時に急上昇したのは記憶に新しいところです。
それでは最新のVIX指数をみてみましょう

2021年10/5のVIX指数は約23!
VIX指数は上昇してきてますね。VIX指数だけをみて購入判断は難しいと思いますが、今の指数だと何もせず様子見がいい気がします。ただ、もし私が、VIXだけで判断するとしたら、
- 20以下、普通に積立投資しておけばいい。安定した上昇相場なら相場に乗ります
- 20-30:何もしない、様子見推奨, 30以上:かなり恐怖が広がってますね!情報を集めましょう!
- 40以上:株式市場が恐怖で満ち溢れています。これはコロナショック時の指数です。この恐怖に打ち勝って買い注文を検討してもいいでしょう。ただし、ハイリスク・ハイリターンになる可能性があります
VXN指数とは?
VXNはナスダック版恐怖指数のことです。
正式名はCboe NASDAQ-100 Volatility Index (VXN)。シカゴ・オプション取引所(CBOE)が算出・公表する。
米国を代表する株価指数の一つであるナスダック100指数(NASDAQ-100)のオプション取引価格から算出される指数で、米国の投資家心理や株式市場の不確実性を反映するように設計されています。
基本の考え方は、先ほどのVIX指数と一緒です。一般的に数値が高いほど投資家が相場の先行きに不透明感を持っているとされる。
それではVXNの最新チャートをみてみましょう

2021年10月にNASDAQ100の恐怖指数についても上昇傾向にあります。
VXNは30近辺です、40を超えだすとNASDAQ100もかなり恐怖に満ち溢れた形になるのでしょうか。
VIX指数に投資するには?
VIXはあくまで指数です。それ自体に直接投資することはできません。
VIX指数に連動する商品(ETFやCFD)を利用することで取引が可能になります。
私はコロナショックにETFでVIX指数に連動する商品を購入しましたが、痛い目にあったので、今後手を付けるつもりはありません。VIX指数は上昇しても、すぐに元の値に戻る傾向があるので利益を確定するのは難しいのと、そこで資金が拘束されるのはもったいないと考えています
感想
VIX指数が上昇傾向です。VIXだけでは株の買い時なのかを検討するのは難しいですが、恐怖指数は少し注目しておきたいと思います。
市場は不安定な状況が続いているので、何がきっかけで爆発するかわからない状況だと思います。
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